ご挨拶
2024年9月17日より「所沢駅前クリニック」を開業することになりました佐藤潤と申します。
医大生時代には発展途上国の医療と日本の地域医療とを比較するシンポジウムを開催し、フィリピンや日本の山間部でフィールドワークし、シンポジウム本番では司会を務めました。研修医になってからも、東京都三宅島で研修した際には、地域医療を医師として経験しました。島では心筋梗塞など緊急疾患の場合はヘリを公費で飛ばしますが、ヘリを飛ばすかの判断は島のその日の担当医です。白い巨塔やドクターXなどドラマで出てくる華々しい医師像ではなく、島や地元の内科医の存在が重要だと感じました。
研修医のある1日、糖尿病は下記の表の様に成人の4人に一人の割合でありふれた病気(65歳以上ならばその割合はさらに上がる)で、平均寿命を10年程度短くしてしまう危険な病気であることを知ります。
下記の表を見たときに私は唖然としました。現代日本でありふれた病気である糖尿病があるだけで、寿命が10年程度短くなるというデータは衝撃的でした。
研修医時代に循環器内科をローテーションした際に循環器内科の医師の働きを近くで見ていました。循環器内科医は心筋梗塞で担ぎ込まれた患者さんの治療に1分1秒を争う様に治療してくれておりとても大切な仕事です。この仕事っぷりを別の切り口で治療することにしました。糖尿病が発症し、悪い血糖値の時間が持続し、糖尿病以外のリスクが集まり心筋梗塞を発症しています。そこで私はおおもとである糖尿病を治療することで、心筋梗塞を治療しようと心にきめ糖尿病を専門とすることを決めました。心筋梗塞にならないのが、患者さんの一番の幸せなのです。普段私が診察室で糖尿病およびそのほかの心筋梗塞のリスク(高血圧症、高コレステロール血症、喫煙・たばこ、睡眠時無呼吸)で診療にあたっている時、手術中の循環器内科医と同じ心持ちなのです。
院長 佐藤潤
略歴
平成25年 | 昭和大学医学部卒業 |
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同年 | 都立大塚病院 臨床研修 |
平成27年 | 昭和大学病院 糖尿病代謝内分泌内科 |
平成30年 | 昭和大学江東豊洲病院 糖尿病代謝内分泌部門 |
その後、総合病院 糖尿病専門外来など勤務を経て開業 |
所属学会・資格
- 日本糖尿病学会 糖尿病内科専門医
- 日本糖尿病協会 療養指導医
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本生活習慣病学会
- 日本医師会
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日本高血圧学会 マスタークラス講習会修了