メニュー

帯状疱疹ワクチン(シングリックス)

所沢市では「健幸(けんこう)長寿のまちづくり」を掲げ、令和8年度から新しい保健医療計画がスタートしました。令和8年4月1日より所沢市の帯状疱疹ワクチンの予防接種が開始になりました。当クリニックも、皆さんが長く元気に所沢で暮らし続けられるよう、全力でサポートします。

帯状疱疹ってどんな病気?

「急に体の片側がビリビリ・ズキズキと痛み始め、数日後に赤い発疹と水ぶくれが帯状に現れる」——これが帯状疱疹の症状です。

原因は子どものころにかかった水ぼうそう(水痘)のウイルスです。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは神経の根元(神経節)にひっそりと潜み続けます。そして加齢・ストレス・過労・糖尿病なおの病気・ステロイドや免疫抑制薬の使用などで免疫力が落ちたとき、ウイルスが再び目を覚まして神経を伝わり、皮膚に症状を起こします。

80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を経験すると言われています。 50歳を過ぎると誰もが発症しうるありふれた病気ですが、予防できる病気でもあるのです。

最も怖い後遺症——帯状疱疹後神経痛(PHN)

帯状疱疹患者さんの10〜30%では、皮膚が治った後も痛みだけが残り続ける(帯状疱疹後神経痛:PHN)状態になります。

PHNの痛みは「火で炙られているような灼熱感」「電気が走るような激痛」「衣服が触れるだけで痛い」という神経障害性の痛みで、数カ月〜何年も続き、睡眠・日常生活・精神的健康に深刻な影響を与えます。

PHNは一度なってしまうと治療が難しいため、ワクチンで予防することが何より大切です。

シングリックスの予防効果

シングリックスは生きたウイルスを使わない不活化ワクチン(組換えサブユニットワクチン)なので、免疫が低下している方にも接種できます。出ているデータでは10年と言われていますが、10年以上の予防効果があるかもしれないといわれており研究されているところです。

項目 シングリックス 従来の生ワクチン(ビケン)
ワクチンの種類 不活化(組換えサブユニット) 生ワクチン
帯状疱疹の予防効果(50歳以上) 97.2% 約51%
PHN(後神経痛)予防効果(50歳以上) 約91% 約67%
効果の持続 10年以上 徐々に低下(5〜8年)
免疫低下の方への接種 可能 原則不可
接種回数 2回(2カ月間隔) 1回
所沢市の自己負担(定期接種) 18,150円×2回 4,950円×1回

所沢市の帯状疱疹定期接種(令和8年度)

2025年4月から、帯状疱疹ワクチンが国の定期接種に指定されました。所沢市では令和8年度の対象者に、令和8年4月上旬に接種券(ハガキ)を郵送しています。

令和8年度の対象年齢(所沢市) 65歳の方(定期対象)と、経過措置として70・75・80・85・90・95・100歳の方(正確には所沢市のホームページをご覧ください)。
費用(所沢市の助成後の自己負担) 生ワクチン(ビケン)は1回4,950円、シングリックスは1回18,150円×2回(合計36,300円)。
大切なポイント 定期接種の補助は生涯に1度だけです。 接種券が届いたら早めにご予約ください。シングリックスは2か月以上あけて2回接種することで十分効果を発揮し10年以上の効果がでますが、2回分の補助を受けるためには、2回目の接種を令和9年3月31日までに接種する必要があり、少なくとも1回目の接種を令和9年1月31日までに完了する必要があります。また、ワクチンのうち生ワクチンは妊婦さんや、免疫が弱い方は打てませんので注意が必要です。

こんな方は特に注意!ワクチンをお勧めします

  • 50歳以上のすべての方(定期接種の対象外の年齢でも自費で接種可能)
  • がん・自己免疫疾患などで免疫抑制薬を使っている方:18歳以上から接種対象
  • 糖尿病・慢性腎臓病・心不全など慢性疾患をお持ちの方
  • ステロイド薬を長期間飲んでいる方
  • 過去に帯状疱疹にかかったことがある方(再発予防としても有効)
  • 仕事や育児で強いストレス・疲労が続いている方

予防接種で得られるメリット

シングリックスの最大のメリットは「痛みを人生から遠ざける」ことです。帯状疱疹の発症を97.2%の確率で予防し、万一発症してもPHN(帯状疱疹後神経痛)を91%近く(50歳以上)防げます。

また、免疫が低下している方にも接種できる唯一の帯状疱疹ワクチンです。がん治療中・透析中・免疫抑制薬使用中の方も、主治医に相談の上で接種が検討できます。

当院はシングリックスの対応医療機関です。WEB予約も行っておりますので24時間ご予約いただけます。

どうしても帯状疱疹になってしまった、その時の当院でできる検査

接種前の問診 アレルギーの既往歴・現在飲んでいる薬・過去の帯状疱疹歴・妊娠の有無などを確認します。
帯状疱疹の診断(発症した場合) 「体の片側がピリピリして、赤い発疹が出てきた」という場合は、できるだけ早く受診してください。皮膚の発疹を観察し、必要に応じてウイルス検査を行います。
痛みの評価(NRS) 帯状疱疹後神経痛がある場合、「今の痛みは0〜10点で何点か」という痛みスケールで強さを客観的に評価し、治療薬の選択に役立てます。

どうしても帯状疱疹になってしまった、その時の当院での治療

帯状疱疹を発症してしまった場合(抗ウイルス薬) 発症早期、特に発疹が出てから72時間(3日)以内に抗ウイルス薬(バラシクロビルやアメナメビルなど)を飲み始めると、「帯状疱疹後神経痛」への移行を大幅に防ぐことができます。「ピリピリする・赤くなってきた」と思ったら、早めにご来院ください。帯状疱疹は、皮疹から浸出液が出ている時期は感染性が高いので注意が必要です。
帯状疱疹後神経痛(PHN)になってしまった場合 プレガバリン・デュロキセチンなどの神経障害性疼痛に対する薬を使います。当院ではタリージェを用いることが多いです。痛みが強い場合はペインクリニック(痛みの専門外来)へご紹介することもあります。

日常生活の工夫

帯状疱疹は免疫力の低下が引き金になります。

  • 十分な睡眠(7〜8時間)をとる:睡眠不足は免疫力を著しく下げます
  • 過労・極度のストレスを避ける
  • バランスのよい食事:たんぱく質・ビタミン・亜鉛を意識して摂る
  • 軽い有酸素運動:毎日30分程度のウォーキングが免疫機能의維持に効果的
  • 禁煙:喫煙は免疫機能を低下させ、帯状疱疹のリスクを高めます

このページを大切な方と共有してください

帯状疱疹は、50歳以上であれば誰もがかかりうる病気です。「親が70代」「配偶者がちょうど65歳になった」という方は、ぜひこのページを共有して接種を勧めてあげてください。所沢市では令和8年度に接種券が郵送されています。届いたら早めのご予約をお勧めします。

シングリックスは2回接種が必要です。1回目を接種されたら、必ず2カ月後の2回目もご受診ください。 2回接種を完了して初めて、97.2%という高い予防効果が得られます。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME